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Windows版SQLiteのインストール手順を解説

初回公開日:2019年02月15日

更新日:2019年02月15日

記載されている内容は2019年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

完全無料の軽量データベース「SQLite」をWindows環境にインストールします。インストール後の確認では、アプリケーションの起動からデータベースとテーブルを作成して終了するまでの操作を行い、sqlite3.exeの使い方とSQL実行の基本操作を確認します。

SQLiteとは

SQLiteとはリレーショナルデータベースです。

リレーショナルデータベースと言えば、Oracle DatabaseやMySQL、SQL Server、PostgreSQLなどのデータベース管理システムが有名です。

これらのデータベース管理システムは大がかりなシステム構築が必要ですが、SQLiteは1ファイルでデータ管理ができ、スマホ上でも使える軽量さが特徴です。SQLiteは無料で使うことができます。

SQLiteのメリット

SQLiteのメリットは小型軽量リレーショナルデータベースであることです。SQLiteは1MB未満のライブラリと1つのデータファイルで運用できるので、スマホアプリにも組み込み可能です。

SQLiteが登場するまで、アプリでのデータ処理はプログラマーがファイル形式を考えて独自の処理を実装する必要がありました。SQLiteの登場により、SQLの知識があればすぐにデータ処理が実装できる様になりました。

SQLiteのデメリット

SQLiteはアプリ組み込み向けの小型軽量化と引き替えにして、性能面はOracleなどの大規模データベース管理システムと比べて非力です。

SQLiteはデータを1つのファイルに格納するので、ファイルシステムの最大ファイルサイズの制限を受ける場合があります。複数ファイルに分けてデータを二重化もできません。

データ更新ログでデータのリカバリができないなど、データベース管理システムと比べて管理面で非力です。

Windows版SQLiteのインストール手順

SQLiteは、WindowsやLinux、Mac OS、Androidなど、多くの環境で動作するデータベースソフトウェアです。今回はWindows版SQLiteのインストール手順について説明します。

SQLiteのダウンロードとインストール

SQLiteは公式サイトからコンパイル済みバイナリーファイルをダウンロードできます。SQLiteはPublic Domainというライセンスですので、商用・非商用問わず無料でダウンロードができ、自由にインストールして利用することができます。

Windows版SQLiteのダウンロード方法

Windows版のSQLiteは公式サイトの「SQLiteダウンロードページ」からダウンロードできます。以下のリンク先は、2019年2月現在のURLです。

リンク先にアクセスすると、「SQLite Download Page」というページが開きます。中ほどの「Precompiled Binaries for Windows」まで進み、3つのファイルが並んでいることを確認します。

ダウンロード可能な3つのファイル

3つ並んだファイルのうち、"sqlite-tools-win32"という名前で始まるファイルが、ダウンロードしたいWindows版SQLiteアプリケーションのファイルです。ファイル名はSQLiteのバージョンによって変わります。

例えば、2019年1月時点で最新のSQLite Version 3.26.0のファイル名は"sqlite-tools-win32-x86-3260000.zip"です。

SQLiteをwindowsへインストール

ダウンロードしたSQLiteファイルは、ZIP形式で圧縮されていますので解凍します。Windows XP以降であればOSの標準機能でZIPファイルを解凍できるので、解凍ソフトを別途インストールする必要はありません。

ZIPファイルを解凍してできたフォルダを好きな場所に保存すれば、SQLiteのインストール作業は完了です。SQLiteを保存したパスを環境変数のPATHに追加する必要はありません。

インストールされたファイルを確認

インストールしたフォルダを開くといくつかファイルが入っています。フォルダの中に「sqlite3.exe」というファイルが入っていることを確認します。このsqlite3.exeが、SQLiteデータベースを操作するアプリケーションです。

SQLite Version 3.26.0 の場合は、「sqlite3.exe」と「sqldiff.exe」、「sqlite3_analyzer.exe」の3ファイルです。

動作確認とテーブル作成

SQLiteのインストール作業が完了したら、SQLiteが正常に動作するか動作確認を行いましょう。

今回は「SQLiteアプリケーションの起動確認」と、初めてSQLiteをインストールする方向けに、「データを格納するためのテーブル作成」ができることまでの動作確認を行います。

SQLiteのインストール作業に慣れてきた方は、「SQLiteアプリケーションの起動確認」までが確認できれば問題ありません。

SQLiteの起動確認

インストールしたフォルダの中からsqlite3.exeをダブルクリックで起動します。sqlite3.exeを起動すると、Windowsコマンドプロンプトの様なウィンドウが開きます。

sqlite3.exeを起動して表示されたウィンドウの行末に「sqlite>」と表示されれば、SQLiteの起動が完了しています。SQLiteのコマンドや、SQLというデータ操作のコマンド入力が可能な状態です。

SQLite起動直後の画面サンプル

SQLiteを起動するとSQliteのバージョンや簡単な操作方法が表示されます。


SQLite version 3.26.0 2018-12-01 12:34:55
Enter ".help" for usage hints.
Connected to a transient in-memory database.
Use ".open FILENAME" to reopen on a persistent database.
sqlite>

動作確認でテーブル作成までを行う理由

SQLiteの起動確認が行えればインストールは成功しています。余程のことがない限り、SQLiteが起動できるのにテーブルが作成できないことはないでしょう。

今回はSQLiteを初めて使う方向けに、データベースの基礎知識の習得と、操作練習を兼ねてテーブル作成までを動作確認として実施します。

データベースは簡単に利用できますが、データベースの概念を理解と、テーブル設計と作成までの準備が不可欠だからです。

SQLiteデータベースの概念

SQLiteを使用するにはデータベースの概念を理解しておく必要があります。

SQLiteなどのリレーショナルデータベースでは、「データベース」というデータをまとめておくファイルを作成し、その中に表形式の「テーブル」を作成してデータを保存していきます。

Microsoft Excelなどの表計算ソフトと同じ考え方です。Excel Book がデータベースで、Excel Sheetがテーブルに該当します。

SQLiteデータベースを作成する

まず最初にデータベースを作成する必要があります。データベースはSQLiteを起動して表示されたウインドウに以下のコマンドを入力します。

.open c:¥data¥test.db
1文字目はドット(.)です。打ち込み忘れないように注意しましょう。

コマンドを実行すると、c:¥data¥test.dbというパスにデータベースファイルが作成されます。データベースファイルは好きな場所に作成して構いません。

動作確認で作成するテーブルを設計する

データベースを作成した次は、データを格納するのに必要なテーブルを作成します。

SQLiteなどのリレーショナルデータベースでは、データの保存を始める前に、テーブルにどの様な項目をいくつ持たせるかといったレイアウト決めておく必要があります。

今回は「電話帳(phone_book)」テーブルを作成します。電話帳テーブルには「氏名(name)」と「電話番号(phone_number)」の2項目を作成します。

動作確認用のテーブルを作成する

テーブルを作成するにはSQLというコマンドを実行します。テーブルを作成するSQLは、「CREATE TABLE文」といいます。

SQLite起動確認で開いたウインドウ上で、以下のSQLを入力します。

CREATE TABLE phone_book (name, phone_number);
行末のセミコロン(;)を忘れないように注意しましょう。

このSQLを実行すると、電話帳テーブルが作成できます。

SQLiteを終了する

SQLiteのインストールが確認できたので、実行中のSQLiteを終了します。SQLiteを終了するには、SQLite起動確認で開いたウィンドウ上で以下のコマンドを実行します。

.exit
1文字目はドット(.)です。打ち込み忘れないように注意しましょう。

SQLiteを実行して起動したウインドウが閉じれば、SQLiteの実行は完了です。

ほかのアプリケーションから呼び出す場合はsqlite3.dllを使う

今回のインストールと動作確認は、sqlite3.exeを直接実行して行いました。SQLiteには、直接実行しなくても他のアプリケーションからSQLiteを使用するためのsqlite3.dllというライブラリが用意されています。

sqlite3.exeを実行してデータベースを準備した後は、ほかのアプリケーションからsqlite3.dllを使ってSQLiteデータベースの操作を行う使い方が一般的です。

sqlite3.dllのダウンロードとインストール

sqlite3.dllのダウンロードとインストール方法は、sqlite3.exeで説明した方法と同じです。

sqlite3.exeをインストールした時は"sqlite-tools-win32"で始まる名前のファイルをダウンロードしましたが、sqlite3.dllのインストールでは、"sqlite-dll-win"で始まる2つのファイルから32bit版か64bit版を選んでインストールします。

sqlite3.dllの32bit版か64bit版の選び方

sqlite3.dllは、SQLiteを呼び出すアプリケーションと同じbit数を選びましょう。

「SQLiteダウンロードページ」にある"sqlite-dll-win"で始まるファイルがsqlite3.dllが含まれているパッケージです。sqlite3.dllは32bit版と64bit版の2種類が用意されていて、それぞれファイル名に"win32"を含むか"win64"を含むかで判断できます。

まとめ

SQLiteはファイルサイズが1MBを切る軽量データベースソフトウェアながら、SQLが使える本格的なリレーショナルデータベースです。SQLiteは商用や非商用問わず無料で使えます。

公式サイトで、SQLiteのWindows版コンパイル済みバイナリが公開されており、簡単にインストールできます。今回はテーブル作成まで解説しましたので、この機会にリレーショナルデータベースを体験してみてください。

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